Java初心者が作れるもの7選|簡単なゲーム・アプリ・システム開発の実例

「Javaって難しいって聞くけど、本当に初心者でも“作れるもの”ってあるの?」

「文法を覚えても、何に活かせるのかイメージがわかない…」

そんな悩みを抱えたまま、手が止まっている方は少なくありません。

Javaで作れる簡単なゲーム

実はJavaは、アプリやツール、簡単なゲームなど“初心者でも手が届く成果物”が豊富にある言語です。

コツをつかめば、少ないコードでも“動くもの”を形にでき、自信や達成感につなげることができます。

この記事では、Java初心者が作れる代表的な7つのジャンルを紹介しながら、学びながら形にできる“練習成果物”や、スキル証明に役立つ制作アイデアを詳しく解説します。

この記事の4つのポイント
  • 📌Java初心者でも作れるものを目的別に7ジャンル紹介
  • 📌簡単なゲーム・アプリ・ツールなど“動く成果物”の作例がわかる
  • 📌作りながらスキルアップするための練習ステップも解説
  • 📌副業・転職で評価されやすい“作れるもの”の選び方も紹介

 

Java初心者でも作れるもの7選|ゲーム・アプリ・成果物の具体例とやさしい作り方

Javaで「作れるもの」は?初心者向け7ジャンルを紹介

「Javaって何が作れるの?」と疑問に思っている方へ――

実はJavaは、業務システムからゲーム・スマホアプリまで対応力の広い言語です。

ゲーム・スマホアプリ

特に初心者のうちは、「自分が実際に作れるもの」に絞って考えると、学習のゴールが明確になり、挫折しにくくなります。

🔸Java初心者でも作れる代表的なジャンル7選

ジャンル 作れるものの例 学べるポイント
✅ ミニゲーム 数当て/じゃんけん/迷路 if文・乱数・ループ処理
✅ ツールアプリ ToDoリスト/タイマー/メモ帳 GUI操作(Swingなど)
✅ ファイル操作 メモ帳・ログ記録アプリ Fileクラス・例外処理
✅ デスクトップUI 簡易電卓/フォーム入力 イベント駆動型プログラミング
✅ Webアプリ基礎 お問い合わせフォーム/掲示板 サーブレット・HTMLとの連携
✅ 学習用チャット風UI ダミー会話アプリ/ボット風UI テキスト処理・応答制御
✅ データ処理 CSV整理/簡単なデータベース操作 配列・リスト・データ構造

🔸初心者が“作れるもの”を先に知るメリット

  • 「何を学べばいいか」が明確になる

  • 完成イメージがあると、学習のモチベーションが持続する

  • 成果物としてポートフォリオに活用できる

💡ワンポイント

「とりあえず勉強」ではなく、「これを作りたいからこの文法を学ぶ」という逆引きの視点が、Java学習の継続に効果的です。

簡単なゲーム例①|数当てゲーム【ロジックの基本】

Java初心者にとって、最も取り組みやすいゲームの一つが「数当てゲーム」です。

これは、1〜100の中からランダムに選ばれた数を、プレイヤーが予想して当てるというシンプルな構造で、基本的なロジックや入力処理を一通り練習できます。

🔸学べるポイント

  • if文/条件分岐:「大きい」「小さい」の判定処理

  • ループ処理:正解するまで繰り返すwhile文やfor文

  • 乱数の使い方:Math.random()でランダムな数を生成

  • Scannerでの入力処理:ユーザーの数値入力を受け取る

🔸動作イメージ

1〜100の数を当ててください:
> 50
もっと小さいです!
> 30
もっと大きいです!
> 42
正解!おめでとうございます!

🔸こんな人におすすめ

  • Javaを始めたばかりでif文・変数・ループを練習したい人

  • 「まず1本コードを書いてみたい」と思っている人

  • 完成までが早く、成功体験を得たい人

🔗参考(成果物イメージ): プログラミング初心者が作れるものは?簡単なゲーム・アプリ・成果物の例を紹介

💡ワンポイント

数当てゲームは“最初の1本”にぴったりの題材です。短いコードでも動くので、「コードを書けば動くんだ!」という感覚を最速で得られます。

簡単なゲーム例②|じゃんけんゲーム【分岐とランダム】

「じゃんけんゲーム」は、条件分岐とランダム処理の組み合わせを学べるJava初学者向けの定番ミニゲームです。

コンピュータの手をランダムに決め、プレイヤーの入力と比較して勝敗を判定する構造は、実用的なロジック構築の練習にもなります。

🔸学べるポイント

  • 条件分岐(if / else if):勝ち・負け・あいこの判定処理

  • 文字列比較(equalsメソッド):入力と乱数の手を比較

  • ランダム処理:Randomクラスの活用

  • ループ処理の応用:複数回対戦させる、スコア表示など

🔸簡単な動作フロー

じゃんけんをしましょう!(グー/チョキ/パー)
> パー
コンピュータの手:チョキ
あなたの負けです!

🔸応用アイデア

  • スコアを記録して3勝先取にしてみる

  • プレイヤー名を入力できるようにする

  • GUIでアイコン表示(後のSwing学習にもつながる)

🔸こんな人におすすめ

  • 条件分岐と文字列処理を身につけたい人

  • 実行結果が視覚的にわかりやすい題材を探している人

  • “ゲームらしさ”を感じられる作品を作りたい人

💡ワンポイント

「勝ち/負け/あいこ」の3パターンをコードで丁寧に分けることで、複雑な条件分岐に慣れる絶好の練習になります。GUI版に発展させれば、Java Swingの基礎学習にもスムーズに移行できます。

簡単なアプリ例①|ToDoリスト【GUIの導入】

Javaで「何か役に立つアプリを作ってみたい」と考えたとき、まずおすすめなのがToDoリストアプリです。

タスクを入力・保存・表示・削除するという一連の操作を通して、GUI(Graphical User Interface)やイベント処理の基礎を実践的に学べます。

🔸学べるポイント

  • GUIの構築(Swing / AWT):ウィンドウ・ボタン・テキスト入力などの配置

  • イベント処理:ボタンが押されたときの反応を記述

  • リスト管理:配列やArrayListの基本操作

  • 変数・メソッド・クラス設計:簡易的なMVCの導入にもつながる

🔸画面のイメージ(構成例)

  • タスク入力欄(JTextField)

  • 「追加」ボタン(JButton)

  • タスクリストの表示エリア(JList または JTextArea)

  • 「削除」ボタン(選択項目を消す)

🔸こんな人におすすめ

  • Javaの文法を一通り学んだあと、何か“形にしたい”人

  • GUIに触れてみたい人(ボタンや入力欄など)

  • 実用的なアプリを作ってみたい人(身近な題材で練習したい)

🔸ToDoアプリから広がる可能性

  • ファイル保存機能の追加(CSV/テキスト)

  • 日付や優先度の管理機能を加える

  • Androidアプリ化(将来的な移行を視野に)

💡ワンポイント

GUIプログラミングに一歩踏み出すと、“実際に使えるもの”を作る喜びが一気に広がります。
最初は機能を絞り、小さく作って、段階的に機能追加していくと失敗しにくいです。

簡単なアプリ例②|タイマー・時計【Swingの活用】

ToDoリストに続いて、もう一つの人気アプリが「タイマー」や「時計」アプリです。

これらはJavaのGUIライブラリ(Swing)と時間処理のロジックを組み合わせて作ることができ、視覚的な成果物としても達成感が高いジャンルです。

🔸学べるポイント

  • Swingのウィンドウ作成とデザイン:ラベル・ボタン・パネル配置

  • Timerクラスによる定期処理:秒ごとにカウントダウンや時刻表示を更新

  • スレッドの基本:並列処理の導入(発展編)

  • 時間の扱い方:LocalTimeSimpleDateFormatの活用

🔸こんなアプリが作れる

アプリタイプ 機能例 学べる技術
カウントダウンタイマー 秒数を入力し、残り時間を表示・通知 Timer / イベント処理
デジタル時計 現在時刻をリアルタイム表示 時刻取得 / 再描画処理
ポモドーロタイマー 25分作業・5分休憩のサイクルを実装 状態管理 / 画面更新

🔸こんな人におすすめ

  • Javaでリアルタイム処理をやってみたい人

  • 作ったアプリを実際に日常で使いたい人

  • デザインやレイアウトも意識して作品を作りたい人

💡ワンポイント

「動く画面を作れるようになる」と、学習の実感が一気に増します。
特にタイマーは身近な題材なので、モチベーション維持にも最適です。

チャット風アプリを作ってみよう|通信なしの擬似実装

「チャットアプリを作ってみたい!」という初心者は多いですが、最初から通信機能まで実装するのは難易度が高めです。

チャットアプリ

そこでまずは、通信せずに「チャットっぽく見える」アプリをJavaのGUIだけで作ってみましょう。

🔸学べるポイント

  • テキスト入力と表示の仕組み:JTextField/JTextAreaなど

  • ボタンでのイベント処理:送信ボタンに反応して会話を追加

  • レイアウト設計:縦に会話が並ぶUIを再現

  • 文字列連結・スクロール:過去の会話履歴を残す方法

🔸擬似チャットの仕組み(ローカルで完結)

あなた:こんにちは
Bot:こんにちは!今日はいい天気ですね。
あなた:プログラミングって難しい?
Bot:最初は難しいけど、少しずつ慣れますよ。

→ あらかじめ用意したBotの返答パターンを、条件分岐で制御

🔸拡張アイデア

  • ユーザー名の入力を追加する

  • Botの返答を複数パターンに増やす

  • テーマカラーや背景画像の変更

  • 後に通信機能(Socket)を追加する拡張も可能

🔸こんな人におすすめ

  • “チャットアプリ”に興味があるけど何から始めてよいか分からない人

  • GUIでのインタラクションを体験したい人

  • 条件分岐とUI操作を組み合わせて学びたい人

💡ワンポイント

会話UIを作るだけでも十分達成感があります。通信機能に進む前の“ステップ0”として最適な題材です。Javaで何ができるかを実感しやすいテーマでもあります。

ファイル操作で作る「メモ帳アプリ」もおすすめ

Java初心者にとって、ファイル操作を扱うアプリはスキルアップの絶好の練習台です。

中でも「メモ帳アプリ」は、GUI・入力・保存・読み込みといった複数の要素を含みながら、比較的シンプルな構成で実装可能なおすすめ題材です。

🔸できることの例

機能 内容
メモの入力欄 JTextAreaで長文の入力を受け付ける
保存ボタン ファイルへテキストを書き出す
開くボタン 保存したメモを読み込んで表示
クリア機能 入力欄を一括で空にする

🔸学べるスキル

  • GUIの基本操作(Swing)

  • ファイルの読み書き(BufferedWriter / BufferedReader)

  • ボタンイベント処理

  • 文字コードや例外処理の扱い

🔸発展的なアレンジ例

  • 保存時のファイル名を選べるようにする

  • 複数メモの管理(タブ切替式)

  • 自動保存・復元機能の追加

🔸なぜおすすめなのか?

このメモ帳アプリは、「手を動かす体験」が非常に多く、達成感も得られやすいのが魅力です。
また、GUIとロジックの分離(MVC的な考え方)を学ぶ入口にもなります。

💡ワンポイント

「見える成果物を作る」ことで、Java学習のモチベーションが大きく上がります。
単なる文法ではなく“使えるものを作る”という意識を育てるには最適なテーマです。

Javaで作られた有名ゲーム・作品はある?

Javaは「勉強用の言語」という印象を持たれがちですが、実は本格的なゲームや業務アプリの開発にも使われてきた実績があります。

ここでは、Javaで開発された有名なソフトウェアやゲームを紹介します。

🔸代表的なJava製アプリ・ゲーム

名前 概要
Minecraft(マインクラフト) Javaで作られた世界的ブロックゲーム。MOD開発にもJavaが必要
Eclipse IDE Javaで開発された統合開発環境。世界中のエンジニアが利用
IntelliJ IDEA Javaベースの高性能エディタ。Android開発でも使われる
Runescape MMO RPGゲーム。初期バージョンはJavaアプレットで動作
Processing Javaベースのビジュアルプログラミング言語。アート・教育用途に活用

🔸なぜJavaが選ばれたのか?

  • マルチプラットフォーム対応:Windows/Mac/Linuxでも同じコードが動く

  • 安定性と互換性:大規模プロジェクトでも信頼されている

  • MOD開発との親和性:Minecraftの拡張文化を支えている

🔸Java初心者にも励みになる理由

有名ゲーム「Minecraft」もJavaで作られており、学習→改造→作品制作という流れが成立しやすいのがポイントです。
最初は簡単なゲームでも、「あの作品もJavaなら、自分にも…」という気持ちが芽生えるはずです。

💡ワンポイント

Javaで作られた実例を知ることで、「作れるもののスケール」が広がることを実感できます。
単なる練習用ではなく、プロの現場でも使われている現役言語だとわかるでしょう。

Java初心者のための“成果物の選び方”と作りながら上達する練習ステップ

初心者が作るべきJava成果物の条件とは?

Java初心者が最初に取り組むべき成果物には、いくつかの“選び方の基準”があります。

やみくもに難しそうなアプリやゲームに手を出すのではなく、段階的に学べるテーマかどうかを重視することが大切です。

🔸よい成果物の3条件

条件 解説
ステップアップできる構造 最初は簡単→後で機能追加しやすいテーマ
自分が使いたくなるもの モチベーション維持に直結。学習の原動力に
コピペに頼らず作れる範囲 難しすぎると“写経”で終わり、身につかない

🔸たとえばどんな題材が適している?

  • ToDoリストやメモ帳:最初は「保存のみ」→後で「検索・削除・日付管理」を追加可能

  • 簡単なシューティングゲーム:最初は弾を打つだけ→後で敵の動きやスコア機能を追加

  • チャット風アプリ:通信なしで実装可能→後でログ保存・分岐応答などに発展できる

🔸逆に選ばない方がよい題材とは?

  • AI・通信・マルチスレッドを含む高度なもの(初学者には難易度が高すぎる)

  • Webフレームワークやデータベースが必須な設計(学習の導入には不向き)

  • 完成しても“動きが地味すぎて”達成感が薄いもの

💡ワンポイント

初心者にとって重要なのは「完成できた!」という成功体験です。
最初の成果物は派手さより“実行できること”を重視しましょう。

「書ける」ではなく「動く」が評価される理由

プログラミング学習では「文法を覚える」「コードが書ける」ことがゴールと思われがちですが、実際に評価されるのは“動くもの”を作れるかどうかです。

Javaコードを書く男性

特にJavaのような汎用性の高い言語では、自分で設計し、実行可能な成果物を作る力が重要視されます。

🔸「動くもの」が持つ3つの説得力

評価ポイント 内容
再現性がある 他人がそのまま実行して確認できるため、評価しやすい
意図が伝わる なぜその構成にしたのか、設計意図が伝わりやすい
ポートフォリオになる 学習成果として、就職や副業提案にも使える

🔸実際の現場で求められるのは「完成させる力」

  • 仕様通りに動くアプリを納期までに作る

  • バグが出ても冷静に対処できる

  • 拡張しやすいコード設計ができる

こうした要素は、「書ける」だけの力では不十分です。“完成”まで導ける経験こそが本当のスキルといえます。

💡豆知識:未経験転職でも評価されるのは“実物”

書類に「Javaを勉強しました」と書くだけではアピールになりません。
一方、「こういうアプリをJavaで作りました」と見せられると評価が一変します。
その意味でも、「動くものを作る」という観点は極めて重要です。

サンプルコードを活用する練習法|改造でスキルを伸ばす

Java初心者がスキルを伸ばす上で、「サンプルコードをどう扱うか」は非常に重要なポイントです。

ただの“写経”に終わるのではなく、自分なりに改造・発展させることで、実力が格段にアップします。

🔸基本ステップ:サンプルコードの活用方法

  1. まずは動かす
    → ソースをコピーして実行環境で動作確認

  2. 処理の中身を読み解く
    → 「なぜこうなる?」をメモしながら理解する

  3. 一部を変更してみる
    → 変数名・文字列・表示順など簡単な部分から変更

  4. 機能を追加する
    → 入力欄・ボタン・条件分岐などを加えて発展させる

🔸改造例:ToDoリストを進化させると?

改造ポイント 学べること
優先度の指定を追加 ラジオボタンや条件ソートの使い方
日付で並べ替え データ構造やComparatorの基礎
削除ボタンの追加 リスト操作やイベント処理の理解

🔸改造がスキル向上につながる理由

  • 単純な模倣ではなく、自分の発想で動きを変える経験が得られる

  • 「エラーの原因調査」や「分からないところの検索」が習慣になる

  • 小さな改造が積み重なり、やがて“自作アプリ”が可能になる

💡アドバイス:完全にゼロから作らなくてOK

最初はサンプルをベースにしてかまいません。「真似→理解→応用」というサイクルが、実力を確実に伸ばします。

Javaでのアプリ開発は難しい?練習のステップとは

Javaでアプリを開発したいと思っても、最初からいきなり高度なアプリを作るのは困難です。

ですが、ステップを踏んで学べば、初心者でも“動くアプリ”は作れるようになります。

🔸ステップ別:練習の流れ

ステップ 内容 使用する知識
Step 1 コンソールアプリで簡単な出力 変数・条件分岐・繰り返し
Step 2 入力に応じて動く簡易ツール(電卓・メモ帳など) 入力処理・メソッド・例外処理
Step 3 GUI(画面つき)のアプリに挑戦 Swing・イベント処理・レイアウト
Step 4 データ保存や設定を扱う ファイル入出力・シリアライズ
Step 5 複数画面・メニューのあるアプリへ発展 MVC設計・状態管理・継承の応用

🔸練習テーマの例(GUIあり)

  • チェックリスト付きToDoアプリ

  • 簡易お絵かきアプリ(マウスイベントで描画)

  • 設定画面つきストップウォッチ

🔸最初の壁はGUIだが、突破できる

特にGUI(画面つきアプリ)は初学者にとって難しく感じるポイントですが、SwingやJavaFXなどを使えば実装可能です。

まずはボタン1つで「こんにちは」と表示するようなアプリから始めるのがおすすめです。

💡補足:Androidアプリと混同しないように

Java=スマホアプリと考える方も多いですが、Android開発は別途環境や知識が必要です。
初心者のうちは、デスクトップ用のJavaアプリ開発から始めた方が習得しやすいでしょう。

ポートフォリオに載せるなら?おすすめテーマ3選

Javaで学習を進めると「せっかく作ったアプリ、就職や副業に使えないかな?」と考える方も多いはずです。

実際に自作アプリは“動くスキルの証拠”としてポートフォリオに最適。

特に以下の3テーマは、初心者でも挑戦しやすく、見栄えも良いためおすすめです。

🔸1. タスク管理ツール(ToDoリスト)

  • 機能:タスク登録・完了チェック・削除など

  • 評価:設計力・状態管理・操作性などが見られる

  • 工夫点:タグ付けや期限表示を加えると印象アップ

🔸2. 電卓アプリ(GUI付き)

  • 機能:四則演算・小数・クリア機能など

  • 評価:UI設計・イベント処理の理解が問われる

  • 工夫点:メモ機能や履歴保存で応用力を示せる

🔸3. 簡易チャット風アプリ(通信なし)

  • 機能:入力欄と送信ボタン、会話履歴の表示

  • 評価:レイアウト設計や配列・リスト操作の理解

  • 工夫点:Botのような自動応答を追加すると面白い

💡「完成度」より「動くこと」が重要

デザインの美しさよりも、動作の安定性・コードの読みやすさ・使いやすさが評価されます。
コメントや設計意図をポートフォリオ内に記載するのも忘れないようにしましょう。

ゲーム制作とアプリ開発|練習としての違い

Javaで学ぶ上で「ゲーム」と「アプリ」は人気の制作ジャンルです。

ですが、練習の観点では求められる思考やスキルが異なります。

それぞれの違いを理解しておくと、目的に合った練習方法を選びやすくなります。

🔸ゲーム制作の特徴

項目 内容
主な狙い 楽しさ・動きの演出
学べる力 画面更新、衝突判定、スコア管理、タイマー処理など
難易度 初級でも可能(じゃんけん・数当てなど)だが、アニメーション系は中級向き
工夫の幅 キャラや背景の差し替え、レベル設計、ルール変更などで無限大

🔸アプリ開発の特徴

項目 内容
主な狙い 実用性・便利さ
学べる力 UI設計、ファイル入出力、例外処理、イベント駆動など
難易度 GUIを扱うあたりから少し難しくなるが、汎用性は高い
工夫の幅 機能追加、ユーザビリティ改善、保存形式変更などで応用可

🔸どちらが先?→興味で選んでOK!

  • 「楽しさ重視」ならゲームから

  • 「実用性重視」ならアプリから
    どちらを先に作っても構いません。大事なのは、作った経験を土台にスキルを拡張することです。

Javaアプリを“作ってみた”投稿が増える理由

X(旧Twitter)やQiitaなどで、
「Javaで○○作ってみた」
という投稿を目にしたことがある方も多いかもしれません。

実はこのような“作ってみた”文化が、初心者の学習を後押ししている面もあります。

🔸なぜ“作ってみた”投稿が人気なのか?

理由 内容
自信につながる 成果物を公開することで、自分の成長を実感できる
フィードバックが得られる 他人からのアドバイスや共感が次のモチベーションに
就活・転職で使える ポートフォリオとしても活用可能。GitHub連携も効果的
「すごくなくていい」文化 完成度より「動くこと」「やってみたこと」が評価される土壌がある

🔸初心者が投稿しやすい媒体

  • X(旧Twitter):完成直後にスクショつきで投稿しやすい

  • Qiita:コードの解説・振り返りと合わせて整理できる

  • Zenn・note:学習記録+成果のストーリー化に向いている

💡投稿は“アウトプット学習”として超有効

誰かに見せる前提で作ると、「なぜこう書いたのか?」を言語化する機会が増えます。
結果として理解の深さ・伝える力・コード設計の意識が養われます。

初心者がつまずかないための開発環境チェックリスト

Javaで「作ってみる」際、環境構築の時点でつまずく初心者は少なくありません。

実際、うまく起動しない・ビルドできないなどのトラブルは、学習のモチベーションを大きく下げる原因にもなります。

そこで、以下のチェックリストで最低限の環境を整えておきましょう。

🔸Java開発の基本環境チェック

項目 チェック内容
JDK Java Development Kitがインストールされているか?(できれば最新版)
エディタ Eclipse/IntelliJ/VSCodeなど、Java対応エディタは用意済みか?
パス設定 環境変数(JAVA_HOME)が正しく設定されているか?
実行確認 Hello Worldが実行できる状態か?(一番の基本)
GUI対応 SwingやJavaFXの実行が可能か?依存パッケージは入っているか?

🔸補助ツールやおすすめ環境

  • Git/GitHub:バージョン管理とポートフォリオ公開に活用

  • 日本語対応のエディタ設定:文字化け防止に必須

  • テンプレート管理(Snippets):定型処理を効率化

💡トラブル時のおすすめ対処法

🔗 関連記事:プログラミング副業の案件はどう探す?初心者向け5つの獲得ルートと注意点


副業に使えるポートフォリオを目指すなら、環境の安定性は特に重要です。

よくある質問Q&A10選

Q1:Java初心者が作れる“簡単なもの”って何ですか?
A. 「じゃんけんゲーム」や「電卓」「メモ帳」など、UIなしでも動くミニアプリが最適です。

Q2:HTMLやCSSはJavaと一緒に覚える必要がありますか?
A. Webアプリを作るなら必要ですが、Java単体で完結する作品(ゲームやツール)なら不要です。

Q3:通信を使ったチャットアプリは初心者でも作れますか?
A. 通信ありは難易度が高いため、最初は“チャット風アプリ”の擬似実装から始めるのが無難です。

Q4:Javaで作ったアプリはスマホで動かせますか?
A. 原則としてAndroidアプリはKotlinが主流です。Javaも使えますが、初心者には少し難易度が上がります。

Q5:作ったものは就職や副業で評価されますか?
A. “動く成果物”としてGitHubなどに公開すれば、実務スキルの証明として評価されやすくなります。

Q6:作ったコードをそのままポートフォリオに使ってもいいですか?
A. コメントやREADMEを付けて「何を意識して作ったか」まで説明できる形にしておくのがおすすめです。

Q7:Javaは将来性ありますか?Pythonなどに乗り換えるべき?
A. Javaは依然として安定した需要があります。ただし分野によってはPythonの方が適しているケースもあります。

Q8:サンプルコードを見ながら作っても意味ありますか?
A. あります。まずは真似して動かす→少し改造→自分の機能追加というステップが効果的です。

Q9:「Javaで作られた有名ゲーム」ってありますか?
A. 代表例は『Minecraft』です。現在は別言語での開発も進んでいますが、もとはJavaで作られています。

Q10:「成果物がしょぼい」と恥ずかしく感じます…
A. 最初は誰でも簡単なものからです。“完璧”より“動かす経験”こそが最大の価値になります。

Java初心者が作れるもの7選|簡単なゲーム・アプリ・システム開発の実例のまとめ

  • Java初心者でも作れるものは豊富にあり、簡単なゲームやツール制作から始めやすい

  • じゃんけんや電卓など、UIなしのミニアプリは基本構文を学ぶのに最適

  • 通信機能を使わないチャット風アプリは、初心者に人気の練習テーマ

  • ファイル入出力を活かしたメモ帳アプリは、Javaらしい実用性のある成果物

  • Javaで作られた有名ゲームからも、自分の制作目標をイメージできる

  • 成果物として評価されるのは「見た目」より「動作すること」

  • サンプルコードはそのまま写すのではなく“改造”して覚えるのが効果的

  • アプリ開発は段階を踏めば初心者でも十分挑戦できる

  • ゲーム制作とアプリ開発は学べるスキルが異なるため目的に応じた選択が大切

  • 作った作品は「なぜ作ったか」「何を工夫したか」とセットで発信しよう

 

【本記事の関連ハッシュタグ】

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